今年の運動会は暑い。俺は20年以上教師をやっているが、こんなに暑かったのは初めてだ。
練習も半端でなくきつかった。時間割の都合で1日5時間も練習が続くと、いつもは元気な
生徒もさすがに参っている。9月も半ばすぎて8月なみの気温では、きついのも当たり前だ。
こういうとんでもない気候に備えて、大阪府の教育委員会では先手を打っている。
運動会シーズンを残暑直撃 小中高で注意を呼びかけ((2007/09/20 産経新聞)
運動の秋を残暑が直撃している。近畿の小中高校でも9月後半から10月上旬にかけて体育祭や運動会のピークを迎えるが、9月に入っても連日最高気温が35度近くなる暑さで、練習中の児童、生徒らが熱中症で倒れるケースが続発。大阪管区気象台では、少なくとも26日ごろまでは同様の傾向が続くと予想しており、「異常な暑さで心配の秋になっています」(大阪府教委)と、学校関係者らは注意喚起に追われている。
「水筒のお茶は十分持たせてください。頭や首を冷やすため、スポーツドリンクやお茶を凍らせタオルで巻いて持参させてください。ふちの大きな帽子やうちわ、ぬれタオルなどを持たせてもらっても構いません」。
大阪府豊中市の小学校では、22日の運動会を前に保護者向けにそんな文書を配った。小2女児の母親(36)は「毎日練習を終えると汗びっしょりで帰ってきます。水筒も1本ではとても足りないようで…」と話す。
9月5日に、府立高槻北高で体育祭中に生徒ら32人が熱中症などの症状を訴える事態が発生した大阪府教委では、府立学校校長会で、水分とともに塩分もこまめに補給させることや、気温が35度を超える場合はプログラムの短縮なども検討するよう呼びかけた。
19日には、広島市の小学校で運動会練習中の児童54人が熱中症の症状で病院に運ばれたほか、松江市の小学校でも運動会の練習を終えた児童6人が「体がふらふらする」などと訴え、病院に運ばれた。大阪市では訓練中の府警機動隊員5人が同様の症状を訴える事態も起きている。
大阪管区気象台によると、強い太平洋高気圧が張り出したままになっており、日差しも強いままになっており、大阪市内では9月1〜19日までの最高気温の平均は33・0度と、平年より3度以上高くなっている。少なくとも26日ごろまでは、最高気温30度以上の状況が続くと予想している。先手といっても特別な対策費が出るわけでもなんでもない。各学校に注意を促しただけだが、
なにかというと後手後手に回って、突っ込まれてから言い訳をすることが多い教育界にしては、
世間並みに気が利いているといえよう。
こうやって警告を出したことを報道発表し、金をかけずに出来る範囲でそれなりの対策を
しておけば、たとえ熱中症の児童生徒が出ても、マスコミや世間の風当たりは違う。
もちろん保身の為にマスコミ対策をやっているわけではなく(それもあるけどw)、
子供達の健康のためが第一。その上で無茶をしたら教委でなく校長の責任というわけだ。
ということで、昨年の運動会シーズンは、思いつくことをあれこれ一通り書いたのだが、
今年は暑さと運動会で少々書いておく。これからも毎年こんな気候が続くなら、運動会の
やり方もいろいろ考え直さなきゃならん。
大阪府教委の指示の中に、水分補給だけでなくスポーツドリンク等で塩分もというのがあった。
こんなもの今時スポーツ界では常識だ。部活の試合でも、大きなクーラーに大量に作って
ガバガバ飲ませている。練習中に水を飲むなとか言われた太古の暗黒時代とは違うのだ。
ところがこれが部活でなく運動会になると、同じ教師が掌を返したようにこんなことを言う。
「水筒の中に入れるのは水かお茶だけにしなさい」そんな馬鹿なと思うかもしれないが本当だ。体育の教師が平気な顔で言ったりする。
理由なんかない。試しに聞いても「部活と授業は別だ。そういう甘えが荒れにつながる」とか、
わけのわからんことを言う。この手の教師特有の意味不明の論理があるようなのだが、
俺にはさっぱり理解不能だ。ビールやチューハイ入れてきたら怒らにゃならんが、
部活であれ授業であれ、同じ学校の教育活動の中で一貫性がないのはいかがなものか。
こう書くと、運動会スポーツドリンクOKの学校が、すごく先進的に思えてしまうのが悲しい。
本当は普通なだけなんだが。
次にテント。
えー? テントなんか保護者席にも生徒席にもちゃんとあるよ、という学校に行っている
児童生徒および保護者の皆様は幸せである。うちの学校は本部席と保護者席の一部だけだ。
理由は簡単。数が足りないからである。
予算だけの問題ではなく、生徒席にテントを立てるという発想がなかったからだ。
今まではさわやかな風と秋空の下で運動会をやっていたが、真夏なみの気温と日差しでは、
いくら生徒でもテントが必要になってくる。これからマジでテントを買い揃えていかないと。
テントの数が揃うまでは、保護者席用のテントを生徒に回すことだな。
そのかわり保護者席はビーチパラソルやタープもOKにする。ついでに車の乗り入れも許可。
グラウンドのいたるところで1BOXカーやミニバンが店開きしてバーベキューが始まり、
ショバ代を取って屋台も入れると、運動会はにわかに祭りと化して地域の一大イベントに。
ガラの悪い保護者親族や、他に行くところのない無職卒業生がビールを飲みまくって暴れる。
そのうち酔った親同士の乱闘が始まって校舎のガラスは叩き割られ職員室に暴徒がなだれ込み、
不審者が教室に侵入して女子の制服を盗んでいく。
妄想だよ妄想(笑)
しかし最近マナーの悪い親が目立ってきているからな〜。
煙草やビールの空き缶をそこらに捨てまくる。教師に注意されると居直ってキレる。
民度の低い保護者なんか運動会に来るな冗談はさておき、毎年こんな気候が続くなら運動会の時期も考えないとな。
それと、十時間以上も練習しなければ出来ないような種目はやめることだ。
そうすれば、9月早々まだ暑い間にあわてて運動会の練習を始める必要もなくなる。
ゆとり教育の見直しで正味の授業時間は増える。今までの調子でやたら授業カットしてると、
規定の時間数が足らなくなるぞ。各学校は、暑さ対策だけでなく、そっちの対策もお忘れなく。
生徒諸君、運動会に多少のケガはつきものだが、熱中症には気をつけろ。
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