公立中学校教師の辛口教育コラム。一般の方に分かりやすく心がけてます。真面目なだけのセンセは服用に際して十分ご注意下さい(笑)
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いやはや近頃の年寄りは困ったものだ。
若い者が何とかとか教育は死んでいるとか散々言われているが、さすがにこれは無いぞ、おい。

柳沢厚労相、「産む機械」で陳謝も辞任の意思なし (2007/01/29 産経新聞)
柳沢伯夫厚生労働相は29日昼、女性を「産む機械」と表現した自らの発言について、「大変に責任は感じているが、ただちに適切でない表現だとおわびした。私の本意でないことはその時にはっきりした」と釈明。(以下略)

本意でないんじゃなくて、本音が出てしまったことが「はっきりした」だけだよな(笑)

しかしなあ、思ってても口に出しちゃいけないことってあるが、こんなことは思いもしなくて
目が点になったという人もあちこちのブログでみかけるぞ。
基本的にこれくらいの爺さん世代だと、男尊女卑の時代に育ってるから、正体はこれなのな。

いまどきの子供は、いくらいじめだ何だと言っても、ちょっとこういう発想はしないぞ。
無神経爺さんとの決定的違いは、教育の差。いわゆる性教育とか男女の問題とか差別語とか、
年齢が上がるほど無神経な傾向がある。

この世代はそういう教育を受けてないからだ

たとえば性教育。小学校の日曜参観に出かけていって、3年生くらいでいきなり性教育の
授業が始まって、子供たちが声をそろえて「ぺ●スーっ!」とか絶叫しているのを見て
びっくりしたことはないだろうか。俺は思わず顔が赤くなったぞ。

俺達の頃は、中学生で「はい今日は保健の授業するから着替えなくていいぞ~」とか、
小学校で修学旅行の説明のとき、体育館で「じゃあこのあと女子だけ残ってー」だったもんな。
もっとも体育館での女子指導は今でもやってるが、それは日頃性教育の授業をやった上での話。
性感染症の小冊子も配られるし、男女の関係も基本は互いに相手を思いやる気持ちだとか、
今時の学校では早くからいろいろやっている。

その割になんでこんなにいじめが多いんだという突っ込みはちょっと置いといて、
時代の空気が読めない年寄りに対して、ブログ等で若い世代から突込みが入るということは
大変気持ちのいいものだ。教育の成果と言うと言いすぎだが、違う世代が育っているのは事実。

俺は、政治家にあるまじき(よくあるけど)配慮不足の年寄りなど興味は無い。
「馬鹿な奴だ、つまらん失言をしよって。言っちゃ終りだよ」と分別臭い顔で苦笑する老人より、
「えー、うっそー。信じられな~い!」とストレートに反応できる若者を支持する。
そういう感覚が育っていることが大切だと思うからだ。

たまにはこういう明るい話題もいいものだ

団塊世代の大量退職時代を迎えて、老人のマナー問題がきっと出てくるぞ。
俺はもうあちこちでそういう場面に出くわしている。若者よ良く見ておけ!


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昨年夏にこのブログを立ち上げて以来、一番アクセスが多かった記事は、給食費未納問題。
借金取立て屋と化した教師の実態を書いた。
で、今回、文部科学省の調査でその実態が明らかになり報道されると、またアクセスが集中した。

給食費滞納、全児童生徒の1% 総額22億円 (2007年01月24日 朝日新聞)
 給食を実施している全国の国公私立の小中学校で、全児童生徒の約1%にあたる10万人近くが05年度に給食費を滞納し、滞納総額は22億円余りになることが24日、文部科学省による初の調査でわかった。滞納がある学校は全体の約44%。滞納の理由について学校側は、60%の子どもについて「保護者としての責任感や規範意識」の問題、約33%については「経済的な問題」と見ている。

給食費未納、親のモラル低下深刻 督促に“逆ギレ”も (2007/01/25 産経新聞)

前回は、経済的理由で払うことが困難な場合もごちゃ混ぜにされかけていたが、
今回の調査で、確信犯で我が子に食い逃げをさせている保護者が浮き彫りにされた。
さすがにこればっかりは、世間の皆様も教育界を責めることはなかったようだ。

今後は学校でなく行政レベルでの対応が進み、きちんと払っている者が不利益をこうむる事態は
だんだんと解消されていくだろう。というか、でなきゃやってられん。俺も親だしな。
子供が学校で給食を食べていた時期もあるんだからな。

余談だが、俺達教師は保護者にこう言って怒鳴られることがある。

「わしらの税金でお前ら先公の給料払ってるんだぞ」

私も税金払ってるんですけど、とお返しすると、たいていは矛先は別の話に向く。
ベンツに乗って保育所の送り迎えしてる親よりもはるかに高い保育料を払っていても、
やっぱり同じように言われる。まあそんなもんでしょう。公僕の宿命だわな。

給食費未納問題は、さすがに払わない親が団結して反撃することは考えられないので、
多分これ以上の盛り上がりはなく、粛々と厳格な処分が進んでいくだろう。

ただ、皆様に忘れて欲しくないポイントをひとつ上げておく。

いじめの時と同じく、統計に出ていない数字が必ずある。なぜかって?

だって学校ってそういうところですから

何県が多くて何県が少なくて、と数字が上がっているが、多かった県はむしろ安心していい。
今後の改善が期待できるからだ。心配なのは少なかった県。
いや、本当に少ないならいいけどね。

担任に自腹切らせる校長が多かっただけかも

事実としてあっても調査の数字に出るわけがないわな。こういう事なかれ主義の隠匿体質が、
結局事態を悪化させていく。そして一生懸命やっている教師をつぶしていく。
いじめのいくつかの事例で、賢明な皆様は先刻ご承知のことだろう。

幸運にして悪徳管理職がいなかった学校も、いったい何の費用で補填したのか、この際だから
明らかにしておく必要がある。本来、他の生徒の為に使われるべき予算が、未納分の補填に
浪費されていたとしたら、まっとうな保護者の皆様は黙っていないぞ。

ついでにもうひとつ、未納は高校でもあるからな。マスコミのみなさん、きっちり追及してくれ。

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俺が教育再生会議をウォッチし続けているのは、何かが生まれるのを期待しているからではない。
本当はちょっと期待していたんだが、違うというのが分かってきてから見方を変えた。
最近面白いと思っていることは次のふたつ。

・構成メンバーの発言の端々から、たとえ痛い発言であっても教育の問題点が浮き彫りになる。
・教育や教員、学校に関する世間一般での受け取られ方が垣間見える。

一種のモニタースピーカーだな。そこから流れてくるのは必ずしも心地よい響きとは限らない。
しかし周囲で出ている声や、時には自分の音がよく分かる。それをフィードバックして
よい音を作っていく材料にする。そういう意味ではなかなか勉強にもなる。

ということで今日も勉強していこうか。

教育再生会議のメンバー、始まる前から言われていたのが、教育の専門家不足。
実際、現場を知るものは2人しかいない。皆様ご存知ヤンキー先生の義家弘介氏と、
もうひとりは、立命館小学校副校長の陰山英男氏。

この陰山氏、一般にはあまり知られていないと思うが、簡単に言うと小学生に勉強を教える
ことの専門家で、百ます計算などで成り上がった人。詳しく知りたい方は各自で検索されたし。

教師だから教える専門家なのは当たり前だと思うだろうが、実際の仕事はそれ以外のことが多い。
現に昨今問題になっていることは、どうやって計算力を身に付けるかとかの話じゃないだろ。
教師が授業そのものに全精力を傾けて研究できるなんてのは、よほど平和な学校じゃないと無理。
たとえ平和でも、専門外の教科を教えさせられたり部活で休みもなく働かされたり、
生徒指導で走り回ったりで、結局授業のことは後回しにせざるを得ない。

この陰山氏は、要するに授業そのものの研究に専念できて教育界で有名になり本も書き、
40代なかばでさっさと足を洗って管理職=校長になってしまったんだから、
まあ幸せな専門職だわな。教師という職業の中には、こういう道もパターンとしてある。

で、その先生が教育再生会議で何を言っているか。

第4回 教育再生会議 議事要旨 p.7より抜粋
(陰山委員)
また、実証的に問題に即したことが提言されないといけない。ゆとり教育は激増する不登校にあたって、ゆとりの概念を提示したもの。実際、ゆとり教育が導入されたことによって、不登校の急増は止まった。しかし、一度打った政策は副作用をもたらす、つまり不登校は止まるけれど、今度は学力低下がおきる。授業時間増加としたら、また不登校が増えると思う。


教育再生会議は授業時間と一緒に不登校も増やすってよ

ゆとり教育が不登校増加に歯止めをかけたという楽観主義も信じられないほどおめでたいが、
授業を増やすと不登校も増えるって? 百ます先生よ、あんた何を根拠にそんなことを?

全国の不登校生および予備軍の保護者のみなさん、偉い先生がこんなこと言ってますよ。
いじめる奴を出席停止で退治してくれるのかと喜んでいたら、なんとそのあとには、
授業で苦しめられてまたまた不登校に陥る、という罠が待っているんだそうですよ~。
いいんですかみなさん、こんなこと言わせておいて!

とまあ、こういう人が教育再生会議の中で現場を知るメンバー2人のうちの1人である。

余談だが、陰山氏に限らず、一般的に研究に走っていった教師は現場の中心から離れていく。
なぜかというと、有名になればなるほど

出張や講演で飛び回って学校にいませんから

こういう人には担任は任せられない。しょっちゅういないんだから。
学校運営の中核になることもできない。いざというときいないんだから。
本業であるはずの授業を極めていくと現場の教師は勤まらないという、なんとも皮肉な話だ。

だから陰山氏は、公教育からも足洗ってしまっただろ? ある意味賢明な選択だな。
まあ今問題になっているのは主に公教育なんだけどな。

本当はこういう技術を持った人は、受験産業へ行けばいいのにと思う。
進学塾や有名予備校へ行って本当に数字になる実績を上げれば、きっちり評価してもらえる。
そしたら教育再生会議のメンバーやって俺みたいな奴に叩かれることもなかったろうにな。

次回、いよいよヤンキー先生義家氏いきます。って、誰も期待してないか。

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言いたい放題で収拾がつかない学級会みたいな教育再生会議だが、年が明けてようやく
第1次のまとめを出してきた。

「ゆとり教育」見直し明記…再生会議1次報告案 (2007年1月20日 読売新聞)
 政府の教育再生会議(野依良治座長)は19日、首相官邸で合同分科会を開き、ゆとり教育見直し、教育委員会改革の実施などを柱とする第1次報告の最終案を大筋で了承した。

賢明な読者の皆様は先刻ご承知かと思うが、この骨子案が実現されるかどうかは、現時点では
まったく不明。教育再生会議は決定機関でも何でもなくただの提言なので注意されたし。
そもそもだな、文科相からしてこういう調子だからな。

伊吹文科相は「再生会議は理想を語ってもいい。実現させるかどうかは首相の判断次第だ」として、提言と現実の政策は別だとの考えを示している。

本音字幕
「キミたち好きなこと言ってていいよ。決めるのワシらだから」

まあ何にせよ今までたくさんネタを提供してくれた恩義があるので、簡単にコメントしておく。
本当に良い方向に行ってくれることを、心の隅でかすかに期待しながら。
最後の最後で、星一徹のちゃぶ台返しのように全部ひっくり返る可能性も覚悟しながら。

教育再生会議第1次報告案〈骨子〉
【当面の取り組み】


▽ゆとり教育見直し
 失敗でしたゴメンナサイとは誰も言わないのな。勉強させなかったんだから学力低下は
 当然の結果。
何を今さらの感があるが、かわいそうなのは低学力に育てられた子供たち。
 後々「ゆとり教育世代」と呼ばれ、職場で白い目で見られ続けることにならなければいいが…

▽授業時間の10%増加
 土曜日つぶさなくても十分いけますので受験産業の方々ご心配なく。問題はそのやり方。
 ゆとりの元凶総合的な学習の時間と、格好だけで中身のともなわない選択。これがポイント。
 詳細はいずれ解説する。

▽いじめや暴力行為を繰り返す子供に出席停止措置
 はい大賛成。どんどんやってくださいよ。前にも書いたが細部をちゃんと煮詰めてくれよ。

▽高校で奉仕活動必修化
 高校で出てるアイデアは結局これだけ? ふーん。いや、それで良くなるならいいけど。

▽大学9月入学の普及
 俺は専門外だけど、それやるには大学だけでなく社会のシステム含め他もぜーんぶ
 調整しなくちゃいけないんでないの? 自分のことだけ考えててもなあ。

▽教員免許更新制導入
 ダメ教師の粛清は賛成。どんどんやってくれ。ただし問題はその方法な。
 「お前役に立たん。クビ!」って言う根性がないからって、つまらん試験をウジウジやって、
 本当にがんばってる教師に余計な負担をかけることになったら本末転倒だぜ。

▽教育委員会の抜本改革
 これもいずれ書かなくちゃならんのだが、世間の皆様は教育委員会の仕事内容をご存じない。
 それから保護者は、教委を信用してないくせに過大評価しすぎ。「教育委員会に言うぞ」って、
 あんたねえ、こんなもん脅し文句にならないんだよ(笑)

ううう、2~3行のコメントではとてもじゃないが物足らない。
書きたいことがどんどん湧いてくる。俺にもっと時間をくれ!


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運動場に全校生徒が整列し、朝礼を行っている。学校ではありふれた光景だ。
朝礼やら終業式やら、読者の皆様の学校ではどこでやっていただろうか。
今、児童生徒諸君の学校では、どこでやっているだろうか。
全校生徒10数名だと教室でもできるが、そういう場合は今回ちょっとおいておく。

1.運動場  2.体育館  3.講堂または専用ホール(座席備え付け)

この番号だが、適当につけたわけではない。
実はこれ、金のない順番。つまり後になるほど優れた教育環境なんだな。
3が理想的な形で、1.運動場は、実はお金がないから仕方なくそうなっているだけ。
「そんなもん朝礼は運動場でやるに決まっとろうが!」と思った児童生徒ならびに教師、
君たちはごまかされているのです。なんでかはこれから説明する。

まず朝礼あるいは集会とは何か。集会というのは全校集会とか学年集会とか学校限定の話な。
学年なり全校生なりが一箇所に全員集まって話を聞く。これが集会だ。中身は何でもいい。
しゃべるのも誰でもいい。集会のうち朝やるのを朝礼と言ったりするが、別に朝集でも同じ。

おい、そこの体育教師。行進練習も大切だとか言ってんじゃねえぞ(笑)

とにかく大切なのは、大勢が一箇所に集まってお互いに相手の顔を見て話を聞く、という点だ。
そのための広い屋内空間を講堂と言う。講堂という言葉は、耳慣れたようでいて、
実は学校か寺にしかないから、興味があったら調べてみるといい。
余談だが講堂と聞いて安田講堂を連想するのは、多分俺くらいが最年少だろう。

人の話を落ち着いて聞くには、屋内で椅子に座ってというのが最低限の環境だ。
なにもぜいたく言ってるんじゃない。体育とか実習とか実験とか以外の授業がみんなそうだろ?
「今日は吹雪いてビーカーの水が凍ってしまうので実験は中止します」なんて青空授業では困る。
温暖化対策を真剣に学んでいるときに、灼熱の太陽に炙られて熱中症で倒れたんじゃ話にならん。
もっともこれは、教室の中でも暑くてやってられんこともあるけどな。

だから学校には、3.講堂または専用ホール(座席備え付け)が最低限必要なのだ。

「そんなもん体育館があるからいい」「うちの学校は体育館兼講堂だぞ」
はいはい、あんたたちもごまかされてるよ。体育館って、パイプ椅子並べなきゃならんだろ?
え? 椅子並べはどうせ生徒がやるからいいって? 床に座らせるから椅子なんかいらんって?

あのなあ、教室ではきちんと椅子に座って前を向けと言っておきながら、なんで集会では
椅子に座らせないんだ? お前の話はあぐらかいたり足投げ出したりして聞く程度のものか?
え? うちの学校はきちんと体操座りさせてるって?
あのなあ、そこの生徒指導担当教師よ。体操座りなんて何の自慢にもならんぞ。
あれは一種の拘束姿勢なんだよ。学校以外であんな座り方しないだろ? 不自然なんだよ。

まあ畳敷きで寺子屋風も悪くないかもしれんが、うっかり正座なんかさせたら体罰になるから、
寺子屋風教室は無理だな。寺の講堂では、坊さん達はふつうに正座しているからいいが、
トイレの洋式便器を基点とした椅子文化がこれだけ普及した現在、学校では正座は絶滅した。

まあ俺みたいになんだかんだと難癖つける奴は別として、たいていは椅子を並べてる時間が
もったいない、あるいはめんどくさいから体育館の床に座らせているだけだ。
ふつうの教師はその意味なんか考えちゃいない。
何であれ理由も信念もなく生徒に何かさせるのはおかしいと常々考えている俺が少数派。

そういったわけで、

体育館兼講堂なんてとんでもない偽善だ

俺に言わせれば、本当にこう名乗っていいのは、ボタン1つで5分で椅子が並びます、とか、
全校生徒数百名が椅子に座って校長先生の話を聞いた5分後には体育の授業が始められます、
とかいう設備だけだ。前にステージがあるから講堂兼用なんて、おこがましくて口が腐る。

設備の整った私学で育った児童生徒は、講堂と言ったらちゃんと椅子が常設してあったり、
劇場のような布張りのシートが並んだなんとかホールで、落ち着いて先生方のお話を聞くわけだ。
声がわんわん反響する板張りの体育館とは一味もふた味も違うぞ。天井にアスベストもないしな。

それでもまだ、全校生徒が体育館に入れる学校はいい。
最近では少なくなったが、一時は生徒が多すぎて全員集まれるのは運動場しかないこともあった。
文化祭も体育館では入りきらなくて、一般のホールを借りてやっていたこともあった。

そろそろまとめに入ろうか。
学校と言うところは、毎時間の授業に始まって人の話を聞く機会がとても多い。
多いだけでなく、しっかりと人の話を聞くことはとても大切なことだ。
だから、そのための空間、環境はもっと大切にして金をかけてもいいと思うのだがどうよ。
授業時間を減らすことよりも、こういうところで心のゆとりは出てくるんだけどな。

俺はずっと公立校勤務で、本物の講堂やホールのある学校で仕事をしたことはない。
公立で設備が良くないのは、最低限の予算だから仕方がない。ある意味公立の宿命だな。
しかし、安上がり仕様の設備のために仕方なく制約されている行事や行動のスタイルを、
それが無上のものであると勘違いして、屁理屈をつけて生徒に強制している教師を見ていると、
腹が立つのを通り越して哀れさえ覚える。

さて、朝礼は運動場でするのが当たり前だと思っている教師よ。
あんたはその理由を説明できるか? 何かいい理由があったら教えてくれ。

運動場でやるのには実はもうひとつ理由があるんだな。軍隊スタイルの名残り。
それに違和感を覚えた教師達はちゃんと体育館に移動しているはず…なんだがなあ。


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毎度ネタを大量投下してくれる教育再生会議だが、当分の間は楽しませてくれそうなので、
本年もしっかりお付き合いさせていただく。何もお笑いネタとしてだけでなく、
教育の本質に深くかかわるアイテムもたくさん転がっているので、真面目に書くにも案外いい。
はいそこの中学生、一粒で二度おいしい、って知ってるかな? 俺は名キャッチだと思う。
慣用句に入れてやってもいいくらい好きなんだけどな。実物も大好きだぜ。

さてアーモンドグリコは若い子は知らんかもしれんが、これはきっと知っているだろう。

第4回 教育再生会議 資料1 第1次報告(骨子案)  p.8より抜粋
(3)高等教育、特に大学院における教育について、国際競争力の強化のための「プロジェクトX」※の検討を行います。大学の入学・卒業制度、大学入試などの「入口」重視から卒業認定などの「出口」重視への方向性についても検討します。

※ 日本の教育システムは、6-3-3-4-X制であり、Xについては専門分野により教育の年限、目的、方策は多様である。ここでは、Xの大学院の教育を中心とした高等教育の改革検討のプロジェクトを言う。


はい出ました、みなさんプロジェクトXですよ~(^O^)/

俺はもう頭かかえたぞ。鼻垂らしてうんうんうめきながらころげ回ったぞ。
これを読んだ瞬間から、中島みゆきの歌が頭の中で無限ループしてるんだよ。どうしてくれる。
内容じゃない。このネーミング。本気なのか冗談なのか知らんが、とんでもない爆裂センスだ。

パクリなんてもんじゃない。そのまんま。

NHKさーん、知ってますかぁ? なんか勝手に使ってるヒトいますけど~。 
しかしこうなってくると盗用とか著作権とかそれ以前の問題だな。
小学生でもこんなひどいことはしないぞ。プロジェクトZとか風呂ジェクトUとか、
なんかひねりを入れてくるだろ普通。それがオリジナルに対する礼儀ってもんだぜ。

恥も外聞もなくこれをやってくれたのは、またまた野依座長。塾禁止といい、凄いなこのヒト。
詳しく知りたい方は第2回 教育再生分科会 議事要旨(第3分科会)p.7を見てくれ。

もうな、野依翁が何を言おうが俺は驚かん。これからもきっと爆裂ネタを投下してくれるだろう。
問題は、これを聞いたときに教育再生会議の一座がどんな反応を示したかだ。

うつむいて苦笑をこらえたり思わずお茶を噴いたり眉間にシワを寄せたりした奴はまだいい。
「あっ、それいいな~。国民にも覚えやすいよ」とか言った奴、お前はもう死んでいる。
俺はその場にいたわけじゃないから分からんが、首を大きく縦に振ってうなずく奴ばっかりだとしたら、
悪いけどそんなセンスのメンバーでやってる会議なんて信用できんよ、マジで。

今回は内容を追求せずにネタだけで終わってしまって申し訳ない。
だけど後から、プロジェクト「バツ」と読んでくださいなんて訂正するなよ(笑)


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冬休みも終わって2007年の授業が始まったな。遅ればせながら謹賀新年。

前後期制の学校では始業式もなく、なんとなく始まっているのだろうか。
まあ始業式と言わないだけで普通に全校朝礼をやりゃいいんだが、こういうのは、
気持ちのモノだからな。俺は経験ないので分からんが、新年を迎えるにあたって
生徒に対して校長の一言もない様では情けないしな。
いくら合理化とか授業時間確保とか言っても、けじめは必要。

とまあ、学校というところは、どこもだいたい同じようにやっているように思われがちだが、
実際はけっこう違う。で、たとえば隣の学校でやっていることが全然分からなかったりする。
だから俺みたいに勝手に想像して前後期制のことを書いてるわけだ。
この組織、横のつながりって案外ないんだよ。部活の試合とか突っ込み入れるんじゃないぜ。
世間の皆様に、そんなもんだということを知ってもらえばそれでいい。

さて、マクラはこれくらいにして、今回は新年らしいネタ、年賀状。

読者の皆様は、教師に年賀状を書いたことがあるだろうか。もらったことがあるだろうか。
これは年齢層によって差があると思う。

俺がまだ若くて担任もしていた頃。クラスの生徒から何枚か年賀状が自宅に来ていたし、
もらったらちゃんと返事も返していた。さらにさかのぼって自分が生徒だった頃も、
担任や好きな先生には年賀状を出していた。返ってくるのが楽しみだった。

教師の仕事を何年か続けているうち、生徒からの年賀状は自宅でなく学校に届くようになった。
仕事始めに出勤すると、机の上に何枚か乗っている。
中には学校始まってから届くのがあって苦笑してみたり。

最近ではどうか。職員の会議の中でこんなやりとりがある。
「生徒への年賀状は、出すなら必ずクラス全員に出してください」これはまあそうだわな。
「出すクラスと出さないクラスがあっては困る。どちらかに統一して下さい」とか、
あるいは校長の一声で、「全生徒に出すように。かならず何か一言メッセージを添えて」

こんな年賀状は単なる日常業務に過ぎない

「先生から年賀状が来た(^o^)」と喜んでいた生徒諸君、がっかりしないでくれ。
でもな、これが現実なんだよ。

年賀状なんて価値観は人それぞれだし、強制したりされたりするものでは断じてない。
でも、たいていはもらったら嬉しいし、返事を書かなくちゃとか、来年はこちらから出そうとか、
年の節目にそういうあたたかい気持ちの通うものだと俺は思うのだが、皆様どうよ。

本当はそういう心のこもったやりとりをしたい教師は一杯いるし、
学校で仕事として強制される前から、生徒との年賀状を楽しみにしている教師も多い。
強制もされないのに、仕事だから仕方なく年賀状出してたような馬鹿教師はいない。

しかし、生徒指導とか何とか対策という大義名分の下に、熱心な教師の個性あふれる情熱は、
一律平均化された業務の中に埋もれていく。義理ですらない。実に気分悪いな。

もうひとつ。こんな、ある意味一線を踏み越えた業務年賀状の話とは別に、
年賀状が減っている理由がある。こっちは生徒の側の話だ。

出そうと思っても住所分かりませんから

今は学級名簿なんて配らない。連絡網もない。

言っておくが俺達教師が仕事さぼっているからじゃないぞ。個人情報保護! これだよこれ。
今時、名簿や連絡網配っている学校があったら、それは配慮不足。世事に疎いダメ教師の集団だ。
ただしこれも地域格差があって、地域社会が老若男女お互いの顔を良く知っているような所では
あてはまらないと思う。俺はよくは知らんのだけれども。 
少なくとも街中の学校では、名簿の扱いは細心の注意を払うべきだ。
具体的エピソードはまたいずれ。

とにかくだな、生徒の立場で言うと、クラスの誰かに年賀状出そうと思ったら、
そいつに住所聞かないといかんわけだ。友達なら住所くらい教えるだろって? 
いやいや、そういう君は、好きな子に突然年賀状出すトキメキを知らないのだよ(笑)
今時の子はメールや携帯があるから年賀状いらんだろうって? 
あんたね、分かったような口きいてんじゃないよ(細木数子風に)。

生徒だけでなく、教師の住所電話も非公開が原則。業務用の市職員名簿には名前しかない。
昔はきっちり全部載ってたんだけどな。まあ俺なんかこうなる前から掲載拒否してたけど。
ただし携帯は、積極的に公開している教師もいるが、これもいろいろあるのでまたいずれ。

まとめると、教師からは全生徒に一律で年賀状を出す。生徒が教師に出したかったら学校宛。
俺なんか恩師に何十年も年賀状出し続けていたりするんだが、これからはそういうのは
減っていくんだろうな。年に一度の細い糸でも、つながりはいいもんなんだけどな。

「近頃の若者は○○しなくなった」とか、ろくに考えもせずに嘆いてみたいだけの老人よ。
ちゃんと探せばその原因はいろんなところに転がっているものだ。
誰がそいつをばらまいたのか、本当に老いぼれる前によーく考えてみろ。


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