公立中学校教師の辛口教育コラム。一般の方に分かりやすく心がけてます。真面目なだけのセンセは服用に際して十分ご注意下さい(笑)
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「携帯電話、持たせますか?」の記事では、携帯電話について保護者向けに書いた。
今回はその続編で、ちょっと生徒向けの話も書いてみる。

さて、夏休みも終りが見えてきた小中学生諸君。前にも案内したんだがこれは読んだか?
本当に知っていますか、子どもとネットの関係(Yahoo! JAPAN )
夏休み中に読んでおけよ。課題図書より役に立つぜ(笑)

で、本題。
携帯買ってもらったら、もううれしくてうれしくて、誰にでもメールアドレス教えるだろ?
実は大して仲良くもないクラスや部活の子に、お互いに携帯を持っているというだけの理由で
仲間になったような気分で片っ端から教えて、教えてもらって。
アドレス帳に名前が並ぶと、それだけでもう、私は友達たくさん楽しい学校生活!みたいな。

それがコドモだっていうんだよ

「仲良くしてね」の名刺代わりのアドレス交換は、実は同時に「気に入らなかったらいつでもいじめてね。24時間OKよ」の誓約書でもある。それわかってやってるか?

ふつうのリアルないじめなら、とりあえず学校を出れば大部分は回避できる。
でもメールでいじめをやられたら、布団の中どころか便所の中まで追いかけてくるんだぜ。

携帯の電源を切らない限り、死ねだのウザイだの臭い消えろ、心に突き刺さる悪意の破片が
大事に握りしめた携帯から次々と湧き出してくる。着信の振動音が鳴るたびに、ひょっとすると友達からのメールかもと読まずにいられない。開くと心臓が止まるかと思うような衝撃。
そしてまた震えながら力なく携帯を閉じる。相手は画面の向こうでへらへら笑っている。

いったい誰が送ってきたのだろうと、クラスや部活のメンバーの顔を順に思い浮かべて
あの子はにらんでくるからとか、あの子は学校ではニコニコしてるけど陰ではやるかもとか、
誰も信用できなくなって悩んでいるうちはまだいい。
自分のメアドや顔写真を勝手にどこかにさらされて、まったく知らない奴から面白半分に送られてきているかもしれないのだ。

パソコンは24時間握りしめていたりしない。メールアドレス捨てて、見るのをやめればいい。
「あんたこのごろなんで返事書かないの?」そうニセモノのトモダチから問い詰められても、
「ちょっと遊びすぎて家でパソコン禁止されてるし」って言っておけばいい。
でも携帯はそうはいかんわな。常時ONで持ち主本人が握りしめているのが分かっているから。
「あんたこのごろ返信しないよね? なんで? あたしが気に入らないわけ?」
「電源切って何シカトしてるのよ。あたしをいじめる気?」

最初に自分のメールアドレスを教えたのは、きみの友達だったんだろ?
え、違うって? それほど親しくなかった? 今さらそんなこと言ってももう手遅れだ。
メールで友達が増える、いつでもつながっていられる、なんて喜んだのは幻想だったことや、
本当の友達なんかいなかったことにやっと気づいても、もう後には戻れない。

結局、携帯を持っている限りどうやっても逃げられない。
ただひとつの救いは「親に取り上げられた」という理由で、携帯を手放すことだけだ。

それから、
自分から個人情報ばらまくバカは終りだ

ブログでもプロフでも、とにかく自分の本名とか電話とか住所とか誕生日とか顔写真とか、
ほいほい出してしまう奴は、いじめの標的、ワルい大人の餌食になること確定だ。
特に女子。あのねえ、君たちをつまみ食いして遊んで捨てる大人はいくらでもいるんだよ。
出会い系サイトやらで知り合って面白半分に出て行ってヤラれちゃって泣いて、性被害?

そりゃ被害者じゃなくて自業自得だ

無防備に自分や自分の情報を晒したコドモは、薄い1枚のティッシュのように使い捨てられる。

もちろん、携帯を持ったから誰でもいじめられるとか女子は全員犯されるとかではない。
個人情報を自分から公表したり、それ系のサイトに行ったり書き込んだり、よく分からない
メールに相手したりしない限り、とりあえず危険はない。
いじめもなく、上手に楽しくメール交換している子もいくらでもいる。
でもそういう子は、携帯があってもなくてもいじめられたりすることはないんだけどね。

今の携帯の怖いところは、現実社会と同じように暗黒面にも繋がっていることだ。
現実社会で、小中学生がそういうダークな場所に意識せずに迷い込んでしまうことは少ない。
しかし携帯からは、とても簡単に気づかないうちにそっちの世界に行けてしまうのだ。
書き込んだりメールしたりする気がなくても、見たくも読みたくもないエグい画像や文章を
いきなり見せられてしまうことだってあるのだ。

君が手にしている携帯は、地獄にもつながっているどこでもドアだ、ということをお忘れなく。
俺は持つなって言ってるんじゃない。要は、使い方ひとつなんだけどな。

夏休みでふやけている生徒諸君、そろそろ締めていかないと休み明けがきついぞ。
って、そりゃ俺もそうなんだけどな(笑)


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