公立中学校教師の辛口教育コラム。一般の方に分かりやすく心がけてます。真面目なだけのセンセは服用に際して十分ご注意下さい(笑)
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夏休みの最後に不幸な事故の報道があった。

PL学園:胸に硬球当たり中3野球部員死亡 大阪(毎日新聞 2007年9月2日)
 1日午後2時半ごろ、大阪府富田林市新堂のPL学園高校野球グラウンドで、硬式野球の練習をしていたPL学園中学3年の熊谷雄飛さん(15)の胸に硬球が当たった。熊谷さんは転がった球を拾って送球した後、突然前向きに倒れ、病院に運ばれたが、約7時間後に死亡した。府警富田林署が死因などを調べている。

 調べによると、当時、練習にはPL高の野球部員46人と同中の軟式野球部員3人が参加し、塁間で送球する「球回し」をしていた。熊谷さんは二塁におり、三塁にいた高校野球部員の球をキャッチし損ねたという。熊谷さんが硬球を使う練習に参加したのはこの日が初めてだった。

 グラウンドにいたトレーナーが心臓マッサージを実施。同校にあったAED(自動体外式除細動器)も使おうとしたが約10分後、先に救急車が到着して搬送された。

 熊谷さんは岩手県出身で、同中の寮に入っていた。


スポーツに事故は避けられないとはいえ、誰も事故や怪我など望んでいない。
亡くなった中学生の冥福を祈るばかりである。

ところで、記事にあるAEDは皆様ご存知だろうか。詳細は各自で調べていただくとして、
最近、公共機関や駅などでも見かけるようになったもので、俺の学校にも設置されている。
外部の人にもわかるように「AEDがあります」という意味の掲示もちゃんとある。

AED設置に際しては、全職員で使用法の講習を受けた。
AEDは、基本的に初めてでも使えるように音声ガイドや説明が作ってあるのだが、
なにごとも訓練をしておくに越したことはない。
俺達は、AEDに限らず、救急救命法(心臓マッサージと人工呼吸)の講習も何度も受けて
いるし、目の前で生徒がケガをしたり危険な状態に陥る事態は日頃から覚悟している。
実際にそんな現場に遭遇したことも何度かある。教師はそういう仕事でもあるのだ。

いざというときに、自分が救急蘇生法をうまく行えるか、AEDを使えるかどうかは
その場になってみないと分からない。しかし、わからないとか経験がないとかには関係なく、
自分にできるだけのことは必ずやる。イメージトレーニングというか頭の中でのシミュレーションはいつも行っている。校外であってもためらわないだろう。

今回の事故に対する報道で、テレビのニュースでは「AEDは野球部グラウンドにはなく、
学校にAEDを取りに行っている間に救急車が来た」と言っていた。
もちろん誰かが取りに行っている間も別の職員が心肺蘇生法を続けていただろうし、
たとえ心停止直後にAEDが使えたとしても、その結果がどうだったかは分からない。

だが、俺がニュースを聞いた瞬間に感じた論調は「なぜそこにAEDがなかったのか」
というものだった。もうすでに世の中では、AEDを設置するかどうかの問題ではないのだ。
学校に1個ではなく、どこにいくつ置くのか、携帯するのかという次元の話になっているのだ。

ここまで書いて、俺は夏前のニュースを思い出した。

北教組、学校への「AED一方的導入反対」(北海道) (2007年6月13日 読売新聞)

こいつら人の命を何だと思っているのか

AEDが魔法の万能蘇生器具でないのは分かっている。
でもたとえ1%の可能性でも、それにかけてみようとは思わないのだろうか。
北海道教職員組合書記局に、AEDが設置されることはないのだろう。
組合の役員が心停止で倒れてもAEDは使わないのだろうな、きっと。

学校側の責任を問うものではないので、誤解なきよう。

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AEDの導入
夏休みの宿題代行の業者に頼まないで
宿題出さなくていいから学校に20万円支払えばOKって形にすれば
どんどんAEDを導入できますね。

なんか懲役と金の関係みたいだ(笑)
【2007/09/02 Sun】 URL // ダイ #- [ 編集 ]
「東京都の学校改革」という本を読みました。
学校に競争原理が持ち込まれたのは、組合の「親方日の丸」体質も大きいのだと知りました。
北教組って、いじめの調査に抵抗した組合じゃなかったですか?
記憶がおぼろげですみません^^;。
なんか、本末転倒しているような気が・・・・。

胸を強く打つと、このような事故が起きるということ、新聞で読みました。
AED導入のときだったかな。
思いもかけない事故で、息子さんを亡くしたご両親の気持ちを思うと、やりきれません。
うちの学校にもあったはずだけど、先生や職員の方たち、いざというとき、ちゃんと使えるんだろうか。
今度、聞いてみます。
でなければ、絵に描いたモチですもんね。
【2007/09/02 Sun】 URL // くーみん #- [ 編集 ]
この男の子、野球特待生だったのでしょうか。
あの騒ぎも、何のために起こしたんだか・・・・>高野連

長女の先輩で、特待生で高校に進んだ子がいます。
アタマもいいし、性格もいい。
かなりレベルを落として、でも甲子園に行きたいと、その私立を選んだのだそうです。
「ボクは長男だから、親の負担を軽くしたい」
泣かせました、このせりふ。

心配したけど、彼は勉強の特待生だったそうです。
ほっとしたけど、でも彼のような考えで特待制度を利用している、けなげな子も多いのでしょうに。

佐賀北の優勝は嬉しかったけど、敵役になった広陵の選手は、気の毒でした。悪いこと、したわけでもないのにね。

【2007/09/02 Sun】 URL // くーみん #- [ 編集 ]
私は・・・
実は北教組の組合員です。
しかし、このAED導入反対に関しては納得していません。
行政がやることなすことすべてに反対するのは、おかしいと考えています。これに関しては、本当に憤りを感じています。
【2007/09/02 Sun】 URL // ユウ #F9ckFCGU [ 編集 ]
>ダイさん
宿題のかわりにAED・・・それはそれで値打ちがあるかも。立派な社会貢献ですよね。

>くーみんさん
AED置いているからには講習受けていると思いますよ。
くーみんさんも、講習を受けられる機会があったらあったらぜひ受けてみてください。救急救命法の講習なら、自治会や管理組合とかで消防署に頼むとやってくれるんですよ。

特待生で親孝行、そうです。そんな子もたくさんいます。そういう子まで変な目で見られることがないといいのですが。

>ユウさん
執行部の暴走でしょうか。さすがにこれは一般組合員の賛同は得られないですよねえ。反対のための反対なんてやってる時代じゃなかろうに。
【2007/09/03 Mon】 URL // シーサー #gJtHMeAM [ 編集 ]
「善きサマリア人の法」
「AED」、ずいぶん身近に見かけるようになりましたが、もっぱら高齢者のためのものと思っていたのですが、学校でも必要とする機会が実際にあるのですね。

おっしゃることにほぼ同意します。
ただ、ちょっと気になったのは、AEDの設置場所や普段の訓練もさることながら、練習自体が危険・過酷なものではなかったかという点です。
自分がある学校でみたものでは、コーチが至近距離からノックして部員に捕らせるというもので、そこまでやるから強豪なのか、よく怪我をしないものだと思っていました。あの過酷さは、明らかに学校生活の一環という範疇を超えていました。その点はどうなのでしょうか。

また、北教組の対応は、「救える命を救わない」という点で大いに問題だと思います。ただ、学校でのAED使用について、「訴訟リスク」の問題はクリアされているのでしょうか。
もちろん、法的な問題点はクリアされていると思うのですが、「AEDの使用法が適切ではなかったために死亡させられた」と訴えられることはないのでしょうか。
医師ですら「訴訟リスク」をおそれて、十分な対処ができないなら急患を断るご時勢です。
なまじにAEDがあるばかりに学校の責任が重くなるのでは導入に消極的になる気持ちもわからなくはないです。

安心して使用してもらうために、「よほどの過失がない限り、責任は問わない」という、
いわゆる「善きサマリア人の法」を早く制定してほしいものです。
【2007/09/03 Mon】 URL // 虹の父 #- [ 編集 ]
AEDは2004年から一般の人でも使えるようになりました。だから目立つところに置いてあるんです。救急隊が来るまで使えないのでは意味がないですから。学校に限らず、駅だろうとどこかの店だろうと教師であろうとなかろうと同じことです。

これはもちろん、法的なバックアップがあってこそです。心臓マッサージや人工呼吸でも、「お前がへただから助からなかった」等と訴えられるようでは、誰も人命救助なんかしません。ご心配なく(^-^)
北海道教組が拒否しているのはそれとは関係ありません。

練習自体がどうだったのかについて、私は何も情報を持ち合わせていません。関係者ではないので情報源は報道のみです。今回の参考にした報道には、そういう記述はありませんでした。人の生死に関わることですから、御発言は慎重に願います。
【2007/09/03 Mon】 URL // シーサー #gJtHMeAM [ 編集 ]

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