公立中学校教師の辛口教育コラム。一般の方に分かりやすく心がけてます。真面目なだけのセンセは服用に際して十分ご注意下さい(笑)
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また一人ダメ教師が恥をさらしている。いつも言うが俺はダメ教師の不祥事には興味がない。
しかし、この事件は困ったことに教師一人の問題だけでは終わらないのだ。

体罰常習なのに「スーパー教諭」認定(2007/09/15 産経新聞)
 京都市教育委員会が平成17年、生徒に体罰を繰り返して訓戒などの処分を3回受けた市立高校の男性教諭(52)を、優れた指導力を持つ「スーパーティーチャー」に認証していたことが15日分かった。

 京都市教委が「スーパーティーチャー」の称号を与えた教諭は、ほかの教諭の模範として公開授業をしたり助言をしたりする。市教委は「部活動の指導者として実績があり、認証で体罰もしなくなると考えた。判断に問題はなかった」としている。

 市教委によると、教諭は男子バレーボール部の顧問で、府内の強豪校に育てた。一方で平成9年から13年にかけ、部活指導中にパイプいすを部員に投げ付けるなどの体罰を繰り返し、訓戒や厳重注意など計3回の処分を受けていた。

 しかし市教委は17年9月、「部の指導に卓越している」として「スーパーティーチャー」の初代30人の1人に認証。その後も年一度の更新を続けていた。

 教諭は今年2月、匿名の通報で新たに体罰の疑いが発覚。3月からは病気休暇に入り、今月14日に退職届を市教委に提出した。


とりあえずの問題点は以下の2つに要約される。

・50にもなって時代の流れが読めない部活バカの暴力教師。
・試合で結果を出せばそれを自分の手柄のように自慢して多少のことはおとがめ無しの校長。

こういう勘違い体質の管理職と、のぼせ上がった部活バカがコンビを組むと、
時として強い部活は、まともな生徒指導や学習活動をねじ曲げ、踏みつけにする。
すべてが部活優先でゴリ押しされ、周囲の教師から顰蹙を買うのだが、
抑える者がいないから手のつけようがない。心ある教師はため息をつくのみ。
よくあるパターンだが、同業者は心当たりあるだろ?(笑)

こういう話を書き出したらいくらでもあるのだが、馬鹿バカしいのでやめておく。

匿名の通報は良識ある教師の正義の鉄槌だ

同じような思いをしたことがある教師は、拍手でもクリックしておいてくれ。

で、今回本当に問題なのは、京都市教育委員会の方だ。

まあダメ教師はどこにでもいるから、処分するなり粛清するなりしていけばいいのだが、
あろうことか、スーパーティーチャーに認定してしまったのだから恐れ入る。

「認証で体罰もしなくなると考えた。判断に問題はなかった」

俺は我が目を疑ったぞ。教育委員会が本気でこんなこと言ったのか?
問題の発言をした京都市教委の教職員人事課長は、読売新聞によると
「指導上の行き過ぎは指導で取り返してもらおうと思った」と発言している。

とんでもない論理だ。狂犬に餌をやるのか? しかもクビでなく退職金まで与えて逃がして、
あとは突っ込まれても退職したから知らぬ存ぜぬで通す。

頼むから嘘だと言ってくれよ京都市教委

そもそもこんな前科者をスーパーティーチャーに認証した奴は誰だ。責任者出て来い。
事件発覚後も「判断に問題なかった」とか平気で言ってる奴、お前も同罪だ。責任取れよ。

教育委員会にいるこういう連中を放っておくと、いずれ管理職になって現場に降りてきて
同じことを繰り返すのだ。
マスコミの皆様方も、いたずらに煽るだけでなく、こういうのはきっちり追及しなきゃ。

それからひそかに暴力好きの教師志望者の諸君、ぜひぜひ京都市の採用試験を受けてくれ。
試合で結果さえ出しておけば、生徒をボコってもおとがめなしどころか優秀認定付だぞ!
いまどきこんな太っ腹な教育委員会は他にないから、お買い得だと思うがな(笑)

教育再生会議で、野依翁が「壊れた器に水を注ぐことにならぬよう」って言ってたが、
これじゃ言われても仕方がない。壊れた器から有毒物質が流れ出ているぞ。


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教育委員会もお役所。
・・・いや、教育委員会派遣になった知り合いの教員にひさびさに会うと感じるんですよね。ああ、この人もすっかり官僚になっちゃったんだなあ、と。言動が変わってしまう。
基本的に指導力等で光るものがある教員が指導主事なんかに取り立てられるんですが、指導主事になるとどうも重視されるべきことが別のものに化けてしまうようで。
言質を与えないのらりくらりとした言い回しとか、責任回避の言動が非常に多くなり幻滅することもしばしばでしたね。皆が皆ではないんですが。

今回の件、私もやはり教委の言い訳に注目していました。
やっぱりこういう体質、全国的に共通しているんだなーと変に納得したり。
結局、誰の責任にもしない・させないお役所体質になってるんですよねえ、教育行政の根幹そのものが。
年金横領問題を隠し通そうとする市町村当局と体質に差はないですね。
【2007/09/23 Sun】 URL // 甲 #a7gum4DI [ 編集 ]
> 言質を与えないのらりくらりとした言い回しとか、責任回避の言動が非常に多くなり

そうそう。あと、絶対に謝りませんね。明らかなミスでも非を認めない。
外からの攻撃や圧力から職員を守るために云々、などと言ってくれますが、それよりあんた達自分の身を守る方が優先だろ、と突っ込みたくなります。

もう教委に入った時点で、別の世界の人種になってしまってるんです。
だから現場に来て偉そうに訓示を垂れても、誰も聞いてないんです。
ついこの間まで現場にいた人間が、よくまあそんなこと言えるなあってね。

管理職になれない教育委員会にしたら、きっとまったく違う体質になるでしょう(笑)
【2007/09/23 Sun】 URL // シーサー #gJtHMeAM [ 編集 ]
京都市は伝統的に私立が強いという話を聞きますが、この話を聞けば、うなずけます。
>部活
これで人生を捻じ曲げられ、傷つけられた子達がどれほどいることか。

しかしこの先生も、「スーパー」の称号与えられなかったら、こんな大事にならなかったかも。一番迷惑したのは、この先生だったかもしれません。と思うと、皮肉ですね(笑)。
【2007/09/24 Mon】 URL // くーみん #- [ 編集 ]
私は体罰を肯定することはありませんが、部活でいわゆる「信頼関係」にある顧問と生徒、保護者の間では、体罰もよしとする場合がありますね。当事者同士が納得しているからOKだ、という論理が閉じた世界の中で成り立っています。

ただしこれは、日の当たるレギュラー選手の場合ね。
その下で彼らの足場にしかなっていない生徒達は、違います。
足場どころか、強い部活ほど、弱い彼らはお荷物扱いされたりします。
晴れの舞台もなく顧問からほめられることも無く頑張っている生徒達は、本当に偉いと思います。

今回の事件だって、内部告発したのはそういう生徒や保護者かもしれないのです。

そういう事態を招いてしまったのは、やはり顧問の運営のまずさでしょう。
勝つことを求められるプロのチームと、学校教育の一貫である部活とは違うんです。弱い子を切り捨てたり踏みつけにしないのが学校の部活、のはずなんだけどなあ・・・

それにしても、くーみんさんのおっしゃる通り、スーパーティーチャーだけ余計でしたね(笑) それがなけりゃ、ただの体罰三面記事で流れて行ったでしょう。いや、内部告発すらなかったかも。

今回の事件は結局、世論に勝てず減給と認証取り消しでカタをつけたようですね。
で、認証は間違っていないと大見得を切って片棒担いだ教委は、おとがめなしってやつです。
やっぱり顧問は割を食ってますね。
【2007/09/24 Mon】 URL // シーサー #gJtHMeAM [ 編集 ]

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