公立中学校教師の辛口教育コラム。一般の方に分かりやすく心がけてます。真面目なだけのセンセは服用に際して十分ご注意下さい(笑)
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俺は中学校の教師なので、小学校や高校については業務上必要なこと以外は詳しくない。
しかし無関心ではいられない。もちろん興味はある。

今回は、小学校から大学まで、引用記事をたくさん並べて話を組み立てていく。
長くなって流れがつかみにくいかもしれないが、少々我慢してお付き合いいただきたい。

まず小学校のこんなニュース。

小学生から「負け組」 勉強の目的見えぬ子供たち (毎日新聞 2007年9月21日)
 「勉強が役に立つ」と考える東京の小学生の割合は、世界6都市の中で最低であることが、ベネッセコーポレーションが実施した学習調査でわかった。進学希望でも「四年制大学まで」が18%にとどまり、「中学まで」「高校まで」が合わせて21%と、6都市の中で最も“低学歴志向”が強い。学校外での勉強時間も3時間半以上が14%もいる一方で、「ほとんどしない~1時間半」も半数以上いるなど、二極化が浮き彫りになった。

 調査は東京、ソウル、北京、ヘルシンキ、ロンドン、ワシントンDCの6都市の学校に通う10歳と11歳の小学生を対象に、2006年6月~07年1月にかけて実施した。回答者は5都市で約900人~1300人、ヘルシンキのみ約500人で、計108校。男女比は半々。各都市の公的な教育機関などに依頼したほか、ホームページの学校情報などを参照して、地域の教育水準、学力レベルが偏らないように対象を抽出した。

 「金持ちになるために勉強が役立つ」と考えている子供の割合は、他の都市が6割を超えたのに対し、東京は43%。「一流の会社に入るために(役立つか)」など、経済的な豊かさや社会地位と関連づけた質問のほか、「尊敬される人になるために」「心にゆとりがある幸せな生活をするために」といった質問でも、最下位だった。
 (全文は「続きを読む」に掲載)

興味のある方は原典を読むことをお勧めする。新聞記事では伝わらない面白さがある。
 学習基本調査 国際6都市調査(ベネッセ教育開発センター)

二極分化はいろんなところで言われているし、自分自身も実感している。
学習意欲や生活向上へのモチベーションが低い層が増えているのだ。

調査対象の5年生だと、私立中学受験に向けて毎日バリバリ勉強している子もいれば、
「中学校って何?」みたいな、何も考えていない子もいるだろう。
同じ教室で机を並べていながら、その差は大きく両者の間の溝は果てしなく深い。

そもそも公立中学校へ行くだけなら勉強などまったくする必要はない。
親もわざわざ金をかけて塾へ行かせることもない。
そんな子に進学意識などなくても不思議ではない。

だから、

負け組なんかではない。最初から勝負などしていないのだ

さすがに中学生になると現実が見えてくるので、高校へ行きたい生徒の割合はもう少し増える。

実際、都市部の中学校では、以前と比べると高校進学がずいぶん楽になっている。
「勉強しないと高校へ行けないぞ!」という叱咤激励など、もはや死語と化している。
少子化で私学が生徒の取り合いをするから、完全な売り手市場になっているのだ。
あれこれ贅沢を言わなければ、とりあえず通える距離でどこなりと高校に入学できる。

中卒で就職する生徒も減り、求人も激減した。逆に、就職希望者がいたら、それに合わせて
ハローワーク(職安)が求人を開拓してくるのが現状だ。
それにアルバイトがいくらでもある状況で、わざわざハローワークを通すのも面倒がられる。

そして、ろくに勉強もせずに中学校を卒業してとりあえず高校へ行くと、次はこうなる。

5人に1人勉強せず大学へ 「全入」迫り意欲低下か(京都新聞 2007年9月22日)
 大学進学者の5人に1人が高校3年の時に家でほとんど勉強せず、2人に1人は勉強時間が2時間以下-。「大学全入時代」が目前に迫る中、高校生の深刻な勉強不足の実態が22日、2005年度時点で高校3年生だった生徒を対象に、東大の研究グループが実施した全国的な追跡調査で分かった。

 少子化や大学定員の増加に加え、推薦入試、アドミッション・オフィス(AO)入試の拡大などで受験競争の激しさが緩和されたことが、高校生の学習意欲の低下に影響しているとみられる。

 05年秋の第1回調査で、1年の時、平日に家や塾、図書館などで勉強した時間を振り返ってもらったところ「ほとんどしなかった」と答えた生徒が59%と最も多く、「約30分」13%と「約1時間」17%を加えた「約1時間以下」が89%を占めた。

 調査を担当している東大の金子元久教授は「高校の学習内容が生徒の学習意欲に合致していないのではないか。教育再生会議や中教審の議論は小中学校や大学に目が行きがちだが、高校生のこの状況は深刻だ」と話している。(共同通信)


そして勉強しなくても本当に大学に入れた、という実態報告はこちら。

私大一般入試組、半数割る (2007年9月26日 読売新聞)
 今春、私立大に入学した学生のうち、一般入試で入学した人の割合が初めて半数を割り込んだことが25日、文部科学省のまとめでわかった。

■今春 推薦・AO増加
 「大学全入時代」の到来を控え、書類審査や面接などで評価する「AO(アドミッション・オフィス)入試」や推薦入試で受験生を確保する私立大が急増していることが背景にある。同省は「入試の多様化で、今後も一般入試の割合は減る可能性がある」と指摘している。

 文科省が国公私立の全717大学を対象に行った調査によると、今春の入学者総数は、昨春より約1万800人多い約60万4700人。私立大の入学者は約47万6800人で、このうち、一般入試で入学した人は49・6%にあたる約23万6600人、推薦入試は約19万8100人(41・6%)、AO入試は約3万9200人(8・2%)だった。

 推薦入試やAO入試を実施する私立大は年々増加し、今春、AO入試を実施した私立大は約72%、推薦入試は約99%に上った。これに伴い、私立大の一般入試の入学者の割合は、1996年度の67・4%をピークに減り続けている。

 一方、国立大に一般入試で入学した人は約85%、公立大では約76%だった。


さらに、このAO入試や推薦入試を増加させている大学の事情はこんな感じだ。

AO入試過熱 大学も「青田買い」 (2007年6月11日 読売新聞)
 受験生の意欲や個性などを総合的に評価する「AO入試」で、選考時期や合格者の内定時期を早める大学が目立ち始めた。来年度入試では今月中に内定を出す予定の所まである。

 こうした「青田買い」ともいえる一部の大学の動きに対し、危機感を強める専門学校業界も来年度からのAO入試導入を打ち出した。大学全入時代を迎えて過熱する学生争奪戦に、高校側からは「AO入試が安易な学生確保の手段になりつつある」との批判が出ている。
  (以下省略)

いかがだろうか。
引用ばかりになったが、こうして並べてみると小学校から大学まで一貫したレールが
出来上がっているのがお分かりだろうか。
それはかつて受験戦争とか言われていた時代とは、まったく別物のレールだ。

向上心も学習意欲も必要なく、より良い生活へのモチベーションもなく、程々の金さえあれば、
ダラダラとけだるい態度でずっこけていても、大学まで連れて行ってくれる。
そこにはもう、己を磨き努力して登っていきながら学歴を積むという姿は見られない。
ゆるい滑り台を、重力に引かれるままズルズル滑り落ちているようなものだ。

これはもう、授業時数や教科書の内容を減らしたから学力低下とか、ゆとり教育が悪かった
だとか、そんなレベルの話ではない。

少子化に伴うこの国の教育システム全体のレベルダウンだ

理由は簡単。子供が減ったから。これに尽きる。
従来のシステムのまま子供がどんどん減っていくと、必然的にこういうことになる。

さらに言えば、教育だけでなく就職にしても、表面上はゆるくても実は厳しく暗い状況しかない。
俺は安易に大きな話はしないのだが、こんなことしていたら本当に国がつぶれるぞ。

ただし、国民全体がどんどん馬鹿になっていくかというとそうではない。上は相変わらず上だ。
公教育などに頼らず、塾や私学へ行って高水準を保つことはいくらでも出来る。
有名大学は相変わらず難関だ。小学生から努力を続けた者だけに開かれた世界。
そしてこういう人間が社会を動かす。

別のレールは厳然として存在する

かつて存在した大多数の中庸はもういない。平均点が意味をもたない二極分化の階層社会。
そして二極分化の下の層の相手を、親子共々しなければならないのは、俺達公立学校の教師だ。

教育再生会議の提案していたバウチャー制、今度の文部科学大臣に見事に一蹴されたな(笑)
向上心のない者には学校間の競争など無関係。そもそも地方無視の小手先の技ではな。


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小学生から「負け組」 勉強の目的見えぬ子供たち (毎日新聞 2007年9月21日)
 「勉強が役に立つ」と考える東京の小学生の割合は、世界6都市の中で最低であることが、ベネッセコーポレーションが実施した学習調査でわかった。進学希望でも「四年制大学まで」が18%にとどまり、「中学まで」「高校まで」が合わせて21%と、6都市の中で最も“低学歴志向”が強い。学校外での勉強時間も3時間半以上が14%もいる一方で、「ほとんどしない~1時間半」も半数以上いるなど、二極化が浮き彫りになった。

 調査は東京、ソウル、北京、ヘルシンキ、ロンドン、ワシントンDCの6都市の学校に通う10歳と11歳の小学生を対象に、2006年6月~07年1月にかけて実施した。回答者は5都市で約900人~1300人、ヘルシンキのみ約500人で、計108校。男女比は半々。各都市の公的な教育機関などに依頼したほか、ホームページの学校情報などを参照して、地域の教育水準、学力レベルが偏らないように対象を抽出した。

 「金持ちになるために勉強が役立つ」と考えている子供の割合は、他の都市が6割を超えたのに対し、東京は43%。「一流の会社に入るために(役立つか)」など、経済的な豊かさや社会地位と関連づけた質問のほか、「尊敬される人になるために」「心にゆとりがある幸せな生活をするために」といった質問でも、最下位だった。

 調査を担当したベネッセ教育研究開発センターの木村治生・教育調査室長は「英米では、授業の中で、勉強の目的や、何に役立つかなどをしっかり説明している。中国や韓国では、勉強して良い大学にいけば、豊かな生活を送れるという意識が社会全体で強い。日本では、勉強の価値を下げるような言説があるのではないか」と推測する。

 北京と東京の子供が、学校外で平日に学習している時間(塾での時間も含む)を比べると、3時間半以上の長時間勉強する子供の割合はほぼ同じ14%。だが、北京は「2時間から3時間半」が計46%いるのに対し、東京は「ほとんどしない~1時間半」が合計で60%と、学習時間の面でくっきりと二極化している。木村室長は「東京は、学習時間に長短がある子供が混在しており、学校の授業で教えにくいのではないか」と格差の大きさを心配する。

 ヘルシンキ、ロンドン、ワシントンDCの子供たちの学習時間は「ほとんどしない~1時間」までで7割に上る。一方で、テレビを3時間半以上見ている子供が、ロンドン25%、ワシントンDC28%いる。東京も22%で3位。平均試聴時間でみると、東京が135分で6都市中、もっとも長い。

 一方、ソウルでは、週5日塾に行っている子が半数いる。木村室長によると、ソウルでは学校の校門前に塾が乱立しており、成績優秀者の写真を掲げたり、学校まで送迎バスが来たりするケースがあるという。

 木村室長は「欧米の小学生の学習時間は短いが、年齢が上がるにつれて長くなる。ソウルと北京は小学生からずっと長時間勉強している。東京は小中学生の方が高校生より勉強時間が長い」と説明した。高校生同士で比べると、東京の子供の学習時間の短さがさらに際立つかもしれない。

 大学院まで進学したいと答えたのは、北京市が最多で65%、ソウルの30%が続く。それに対して東京は14%。四年制大学への進学を希望する子も18%にとどまった。

 学校の成績を7段階に分けた場合、最上位の「1」をとりたいと思っている子の割合も、東京は低い。最多は北京市の86%で、東京は49%。6都市中5番目だった。最下位はヘルシンキの19%だが、がんばれば「1」をとれると思う子供の割合になると、ヘルシンキは一転して5割を超える。北京のトップ(76%)と東京の最下位(37%)は変わらず、小学生の段階で「負け組」意識を持つ児童が東京には多いといえる。
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本当にそうかも・・・
2度目の大学生活を送っとりますが、「よく大学に入れたね」と思うような学生の多いことに驚きますね。
円周率を3と信じていた学生の話は以前書きましたが、先日も英語の講義でbe動詞3単現の変化で四苦八苦している学生複数を見て呆れ返ったり。
定期考査でもかなりの不正行為が見られましたしね。(その割にはやけに得点が低いんですが。)
まあ、うちの学校のレベルが低いんでしょうけれど・・・。

つまり、勉強なんかしていなくても(学校のレベルさえ問わないなら)進学できてしまう、と。それは実感しております。
英語の基礎がなってなくても高校に進学でき、高校に進学できれば大学にも推薦やら何やらで出してもらえる。

上は上で水準を維持しつつ、下の水準はどんどん下落するだろうとのシーサーさんの読みは実に正しい。幼稚化した社会人が増えるのもむべなるかな。システムがそうである以上は。
【2007/10/06 Sat】 URL // 甲 #- [ 編集 ]
ご存知のように、都内に住んでおります。
ここ3年前くらいからの中学受験ブームには、すさまじいものがあります。
去年と今年では、女子に限って言えば、2倍!!!!!@@
偏差値もどんどん上がって、すごいことになっています。
まさにヒステリー状態。
ひとつでも偏差値の上の学校に上げようと、親も必死らしいです。
・・・・・・・・うちは、次女の個性に合った、ゆるゆるの学校でいいんですけど、それでも偏差値は上がっている。困ったもんです。

廃校寸前の学校が、「特進、共学、かわいい制服」で息を吹き返すパターンもありますが、この特進てのが曲者ですよね~(苦笑)。
滝川高校も、特進がなければあんな無残ないじめはなかったかもしれない。

ただ!!
私立も商売ですから、少子化を見据えて今度は小学校から、という手を使ってくるでしょう。すでに都立高校に合格者を奪われている早慶あたりが、真っ先です。次にマーチクラスかな。

一般庶民にとっては、中学からでさえ青息吐息なのに、小学校からなんてなったら、私立は夢のまた夢。さらに大学卒の肩書きは何の役にも立たないとなったら、今度は大学院卒になるでしょうから、いつまで子供の学費払えばいいんだってことになる。

友人で私立中学受験させている人たち、みんな家を持ってご主人の退職金でローン清算する、学費のために奥さんはパートという生活です。
遊びに行く事もできず、きゅうきゅうもいいとこ。
そんなんで何のための人生でしょうか?

子供の学費ローンで退職金はパア・・、どころかマイナス、という知人も何人かいます。これでご主人が完全リタイヤしたら、あっというまに下流行きですな。

金持ちは小学校から私立、一般庶民は高校から。
これで十分です。
ちなみに、小学校から付属と言ったら、出来のほどは知れているわけで、大学も実際のレベルは大学受験で一般から入ってくる子たちに期待するでしょう。同じ大学の中でも、きっと格差は生まれる。

注)早慶の付属高校からでさえ、大学に入ると外部生との実力の差は明らかです。それを嫌って、金持ちでもあえて!高校入試でいく層も出てきますね。
【2007/10/06 Sat】 URL // くーみん #- [ 編集 ]
以前、研究の真似事で、大卒の勤労関係の時系列データをいじったことがありましたが、
指導教授から、大卒といっても、大衆化が進んで、昔と今では全く異なる集団だから、時系列で比較をするなら、いわゆる難関大学出身者に絞らないとミスリードすると言われました。
この記事からすると、その傾向がさらに進んでいるということなのでしょう。
大人となるまでの準備期間中に、全く切磋琢磨されることなく、トコロテン式に社会に出てきて、いきなり荒波にもまれてしまう現状。
「磨かれなかった原石」は「磨かなかった」社会が悪いのか、「磨かれようとしなかった」個人が悪いのか。
いずれにしても、【少子化】でただでさえ量的に不足する人材の、「質」までも低下していくことに強い危惧を覚えます。

さらに、格差をなくすために底辺層への手厚い保護策が政治の場で検討されているようですが、
「努力したが報われなかった」人だけでなく、「勝負をする気すらない、努力もしようとしなかった」人も「弱者」扱いで保護するのは、「努力の価値」を貶めるばかりで、意欲低下に拍車をかける悪政ではないかと。

努力は報われると信じるからこそ、「明日はなろう」と日々の勉強、仕事が続けられるのだと思っています。
【2007/10/06 Sat】 URL // 虹の父 #- [ 編集 ]
連投失礼します。

>ゆるい滑り台を、重力に引かれるままズルズル滑り落ちているような

それを経済的に可能としているのは、あくまでも親の援助によるものであり、本人はラクチンで良いのかもしれませんが、いつかその出口に来たときに自分の足で立つことができるのか不安に思わないのでしょうか。

また、苦労して、何かを得るという「達成感」に浸ることができないのは、本人にとって一種の不幸だとも思います。
【2007/10/06 Sat】 URL // 虹の父 #- [ 編集 ]
>甲さん
大学からの実況報告ありがとうございます。いったん社会を経験した目で見ると、やはりリアルですね。

我が子の大学での様子を聞いていても、もう時間割はほとんど決まっているとか、ずいぶんと様変わりしています。自分の頃と比べて、あれこれと面倒見てもらえるのはいいんですが、「高校とあまり変わらん。普通に毎日授業がある」と言ったのには考えさせられてしまいました。

大学の高校化というか、それくらいていねいにやらないとダメなんでしょうね、きっと。社会人が幼稚化するのも、彼らのせいじゃない。いやはや。

>くーみんさん
子供が減っているから、本当は上から下まで進学しやすくなるはずなのに、そうはならなかった。受験産業の商売を成立させるために偏差値をインフレさせて、上は相変わらずの熱狂ぶり。

でも結果的に、それで上のレベルは保たれるんです。
国がコストをかけずにゆとり教育とか言ってごまかしてきた分、個人の財力で支えてきてるんです。
国が圧倒的多数の中間層を押し上げるには、それなりのコストがかかる。
幸いに(?)、中間層は減ってきているんですけど・・・

内部進学の子よりも、あとから入ってきた子の方が良くできるというのは、私の周囲でもよく聞きます。自分が学生だったときもそうでした。
実際、同じ学校でも中学受験と高校受験じゃ難易度がずいぶん違いますからね。
どっちから入るのがいいかは人それぞれなので、一概には言えないと思います。

>虹の父さん
やっぱりお名前これでいいんですよね。前回途中でちぎれてるのかなと思ったんですが、ひょっとして別人さんだといけないので、そのまま書いてしまいました。失礼いたしました。

大卒というだけでは意味を持たない時代。全入時代というのはそういうことだと思います。
実際、就職試験だって、上向きとはいいながら書類審査の時点で大学名が威力を発揮するのは事実です。今後ますますこの傾向は強まるでしょう。

努力した者と最初からする気もない者を一緒に弱者扱いするな、というのは大賛成です。ヘタをすると格差をなくすどころか保護に甘えてますます悪化するだけでしょう。
「努力が報われる社会が君達を待っているぞ」と、希望に満ちた教育が出来る社会であって欲しいものです。
【2007/10/07 Sun】 URL // シーサー #gJtHMeAM [ 編集 ]
名前の件、こちらこそ大変失礼しました。
子どもには、「テストで名前を間違えたら0点だぞ」と日頃注意していたのに、自分がこの様では・・・。お恥ずかしい限りです。
【2007/10/07 Sun】 URL // 虹の父 #- [ 編集 ]
いつもこういった国際比較アンケートを見るたび国民性が出ているなぁと思うのです。
ですから、結果をそのまま日本人の感覚では受けとれないと思うのです。
日本人の子ども達は他国に比べかなり現実的です。
自分への評価をかなり厳しくつける生徒も外国に比べ多いです。
(大人にも言えることです。反省も大好きだし、心配するのも好き。)

北京でアンケートに答える小学校なんて、エリート校と考えて間違いないと思うし、韓国の受験戦争はまったく無駄にすさまじいけれど、海外はどこも学歴社会です。
貧富の差は日本以上に大きく、日本以上に学歴が重要視されます。

そういった文化背景を知った上で見ないといけないんじゃないかと思います。

教育政策でうまくいっている国ってどこなんでしょうね。
北欧?
日本の問題は勉強したくない子も高校に進んじゃってることではないかなぁと思います。
職業訓練校みたいなシステム導入すればいいのにって思います。
【2007/10/08 Mon】 URL // vamo #EUzXsmB6 [ 編集 ]
ソウルで河南の大型書店に行くと、児童向け参考書の多さというか、扱いの大きさに驚きます。英語の本も子供向きのがいっぱい。
その一方で大学出ても仕事がなくて屋台やってるとか、フリーターではやっていけないとか、大変なようです。

日本では勉強したくない子も高校に行ってるのは確かですね。
仕事をする根性もないから高校に行く、というのもありありです。
職業訓練に進んで行ける前向きな子なら大丈夫ですが、
勉強は嫌だけど、仕事みたいに厳しいのはもっとめんどくさいというのが多いです。
アルバイトはまた別。気に入らなかったらすぐ辞めればいいから、気楽に考えているようです。
【2007/10/08 Mon】 URL // シーサー #gJtHMeAM [ 編集 ]
はじめまして
はじめまして。
都内で会社員をしている者ですが、分かりやすいブログをいつも興味深く読ませていただいております。
ということで、突然のコメントで失礼いたします。

ご紹介の学習基本調査:国際6都市調査を一通り読みました。
勉強に興味の薄い子どもが多いことももちろんですが、
「家でよく親と話している」子どもの割合が6都市でもっとも多い割に
「親は私にいい大学に行くことを期待している」割合のあまりの少なさが印象に残りました。
頑張ったからといって評価されるわけではないというのは親世代の価値観なのでしょうか。それとも、単に小さいうちから家庭で大学の話をしないということなのでしょうか。
どちらにしても、確かに、ゆとり教育など国の政策にすべて責任があるとも言い難いですよね。
(とはいえ、ゆとり教育のやり方が正しいとも思いませんが…)
社会的評価への興味など、どこか諦めの漂う回答に、
日本の子どもの将来への戸惑いや行き詰まりを感じる気がします。

またよろしければ、コメントさせてください。
【2007/10/09 Tue】 URL // ちすけ #HlH6Ug1M [ 編集 ]
いらっしゃいませ>ちすけさん
拙ブログを読んでいただいてありがとうございます。

「親は私にいい大学に行くことを期待している」ですが、確かに他都市が9割もそう答えた中で東京は3割ですから、数字的には低いです。
しかし、よく考えてみれば9割も「いい大学」へ行けるはずありません。実際に一流大学に行けるのは、いったいその何割なのでしょう。

日本の小学生ですが、中学受験をする子の家庭では、「いい大学」という言葉が口にされる機会は多いでしょう。
しかしそうでない場合、たとえ大学に行くにしても、小5の時点ではまだそこまで話題にならないのではないでしょうか。あるいは「とりあえず大学までは行っとけ」という言い方をしているとか。今の日本では「いい大学」という語はオーバースペックというか、私も小5の時に大学の話はしていなかったなあ。

別の見方をすれば、現実が見えているということでしょう。
親が「いい大学」を期待した3割は本当に「いい大学」へ行き、そうでない家庭の子は、「普通の大学」「行きやすい大学」「勉強しなくても入れる大学」へ行くわけです。または大学に行かないか。

うーん、やっぱり醒めてるか(笑)

成績との関連を見れるといいんですけど。「いい大学」を期待された子の成績がどんなものか。文科省の全国テストみたいなのだと、それが出来て面白いんです。

といった感じで、今後ともどうぞ遠慮なく書いていってください。
【2007/10/09 Tue】 URL // シーサー #gJtHMeAM [ 編集 ]
中高一貫ってどうでしょ?
うちのはいま小5ですが,大学はぼんやりとしか浮かんできません.
今は,公立の中高一貫校ってどうなのかしら?と思っているところです.
↓こういうの.
http://chuko.kounavi.net/

どこもまだ一貫になって歴史が浅いため,高校のほうの噂しか入ってきません.
メリットデメリット(高校にあがったとき多彩な「科」は,高校入試で入ってきた子しか選べない・・等)もありそうですが,いまどきの小5は公立の中学受験(ほとんどは抽選状態らしい?)も視野に入れ始めていますw

それから,ボー●スカウトの「親」たちも,結構「縦のつながり」があったりします.
去年受験だった子どもをもつ先輩ママに話しを聞いたり,スカウトに直接聞いたりします.
私立中学受験をさせた親は,「高校受験のための塾やカテキョの金額を考えたら,私立中学~高校~大学と金額的に変わりないらしいわ」という考えが多いようです.
次いで,公立高校(偏差値のお高いほう)に入り,国立大学をねらう方向・・

私たち小学生ママは,いろいろ聞いては「ほうほう,なるほど」と,うなづくだけですが...
毎年誰かが受験するという環境なので,けっこう生の声が聞こえてきます.

でも・・・うちの子に「こくりつだいがく」なんて無理ぽ・・orz
【2007/10/10 Wed】 URL // ままぞん@脱Kママ #yl2HcnkM [ 編集 ]
>ままぞんさん
公立の中高一貫は、若い保護者にはすごい人気ですが、私のようにトウのたった保護者たちは、かなり懐疑的な目を向けています。
はっきり言ってしまえば「うさんくさい」からです。
塾の本音も、実はそうなんです(商売だから言わないけど)。

中学は区立の管轄なのに、高校は都なんですよね。
これで本当に「一貫」した教育が受けられるのか、どうか。

都立の進学重点高は、中高一貫にはなりません。
どの地域でも、トップ校は中高一貫にしません。する必要がないからです。准進学校が、人集めのために中高一貫になっています。

先日O段中等教育学校に、取材目的で伺いましたが(言い忘れました、私はその筋の人間です)、「入ったらしっかり勉強してもらいます。平日は3時間、土日は5時間以上」と、校長が言い切っていました。
何のためって・・・・、進学実績を上げるためです。

結局、公立の中高一貫って、進学実績が上がらなければ存在意味がない。校長は大変だと思いますよ。
入試は私立と同じレベルの学力テストは行えない。
総合的な「考える力」を計る問題って、事前準備を何もしていない子が、あっさり入ったりするケースが結構あります。
いくら詰め込み勉強したからと言って、都立、私立の上位校の子と同じ土俵で戦えるのか。
周囲では疑問視している保護者が多いです。
あと、少人数ってのがネックですね。
人間関係でもめたら、アウトだと思います。

>金額的に変わりない
あ、これは絶対的にウソ!!(言い切る)。
だって、早い子は小学3年から塾に通っているんですよ。
小学校からの塾代を、カウントし忘れていますね^^;。
5,6年次では100万かかります>年間

長女は中学3年から1年だけ塾に通い、都立日O谷に合格しました。
O会とか、OOゼミだけで合格した子もいます。

校風も穏やかで、しかも中途半端な私立とは、親の層が違います。
田園調布やら成城あたりの、みるからにハイソなマダムがいらして、なんでこの人が公立中学に?と思うと、「ワタシも都立だったから~」なんて、にこやかに微笑えまりたりして@@。
金持ちって、こうやって無駄なお金は使わないんだなと、しみじみ思いました(肝心なのは、ここ☆)。

何よりも日O谷って・・・・、ビリでも楽しく学校に通える学校ってのが、一番だなって、それが今の実感です(先生、ごめんなさい^^;)。

次女はノンビリおっとり、お勉強嫌いっこなので、私立に決めました。
日O谷の保護者に話を聞くと、「下は勉強嫌いだから私立よ~」という人も結構いて、子供の個性で使い分けています。

ちなみに日O谷には(おそらく最近の都立の進学重点高の傾向だと思いますが)私立の中高一貫から、外部受験してくる子がけっこう多いです。
校風に耐えられないという理由で、中には自分で辞めてきた猛者もいるそうです。
【2007/10/10 Wed】 URL // くーみん #- [ 編集 ]
中高一貫、これも地方と都市部では、ぜんぜん状況が違いますよね。

都市では私学の中高一貫老舗がいくらでもあるので、公立の中高一貫?はあ? てな感じです。高校の下にオマケのようにぶら下がった公立中学に、いったいどれだけの中学教育のノウハウがあるのか。結果が出るのにも6年かかるし、なんだかなあ。

私学の少ない地方では意味が違いますよね。都市部では、勉強でなく公立と違う環境を求めて私学へ行く層もいるんです。そういう私学の役割を、ひょっとすると中高一貫校が果たせたかもしれない。

けど、現実はどうなんでしょ。中学校経験のある教師がほとんどいないなんて話も聞きます。大学の付属校をまとめて一貫校にという話もありますが、これはちょっと反則ですよね。つか中身あんまし変わらんのでは?
【2007/10/10 Wed】 URL // シーサー #gJtHMeAM [ 編集 ]
ほおお!これまたなるほどです.
くーみんさん,勉強になります!

確かに,無料のオープンテストを受けたんですが,日●研では中高一貫を薦めていませんでした.
最初は親たちも中高一貫を気にするらしいですが,結局親も子どもも私立の受験を目指すとか・・

うちは日●研にいれるほどのお金もありませんし^^;
ベネッセの自宅学習をさせ,実力を見るためだけにオープンテストを受けた嫌な客ですw

>ビリでも楽しく学校に通える学校ってのが、一番だなって、それが今の実感です

羨ましいです・・
そんな学校が県内にあるといいのに!!
もっと先輩ママたちからリサーチしないといけませんね~.
くーみんさん,またいろいろ教えてください^^

シーサー先生,そうでしたか・・
私立の一貫と同じように考えること自体が無理なのですかね?

選択肢が増えた分,右往左往する親が増えただけかも^^;;;
【2007/10/10 Wed】 URL // ままぞん@脱Kママ #yl2HcnkM [ 編集 ]
>ままぞんさん
こちらこそ、つい熱くなってしまって申し訳ありませんでした。

>塾やカテキョ
いくらいい塾に行かせようが、カテキョが来ようが、きちんと自宅学習しないと、身につきません。結局、親の安心で通わせているってケースが多いんじゃないでしょうか?
長女が通っていたO進は、拘束時間が短かったので、それも結果的によかったみたいです。中3の夏休み、一日中塾って子もいて、ハードすぎてかえって潰れたって話も聞きます。

>右往左往する親が増えただけ
このところの不況で、一時期中学受験は停滞していたんですが、関係者は「公立の中高一貫が出来れば、またブームは必ず来る。今まで中学受験に手を出さなかった年収700万以下の層が、参入してくるだろう」と読んでいたそうです。見事に読みが当たりました。

政治家が選挙のとき、「公立にも中高一貫を」と呼びかけたところ、すごい反響がよかったので、当選後、嫌がる教育委員会をつっついて、無理やり作ったのだそうです。
義務教育の中学と、任意の高校を、公立がくっつけることに、すでに無理があると思うんですけど・・・・・・・・・・。

おかみのやることなすこと、結果的に塾産業を儲けさせるようになっちゃっているのが、皮肉です。
【2007/10/11 Thu】 URL // くーみん #- [ 編集 ]

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