成人式の日は、街に出るときれいな振袖がたくさん歩いている。それを眺めて楽しんで、
夜、テレビで各地の成人式の様子を見るのが毎年恒例の行事のようになっている。
ここ何年か、成人式で暴れるバカ餓鬼の醜態が報道され、非常に不愉快だ。
式のあとで暴れる奴は、きちんと大人扱いして厳格に法の裁きを受けさせればよいが、
式そのものを荒らすなど問題外。
あの手の連中には共通の特徴がある。やっていることが中学生とまるで変わらないのだ。
それは何より、同席したまともな成人たちが痛感しているだろう。
中学時代に我が物顔で好き放題していた悪ガキが、まったく同じ乗りで成人式会場で暴れる。
中学校卒業後、生活圏が違うのでしばらく顔を見なかったのに、成人式でまた鉢あわせ。
見たくもないものを見せられて「またあいつらか」と、うんざりしたはずだ。
なんであんなに暴れるのか。俺に言わせれば理由は簡単だ。あいつらは成人などではない。
精神的に卒業できなかった20歳の中学生だそう思ってみると、あの行動にも納得がいく。
服装もそうだ。きたない特攻服など着てこない。ヤンキー連中は、式や祭りが大好きなので、
彼らなりの晴れの衣装を着てくる。たとえそれが安物のステージ衣装にしか見えなくてもいい。
派手な色の羽織袴は20歳の七五三だそして、破壊することでしか参加できない。
なぜ破壊するのか。自分が望まれていない人間であることを知っているからだ。
なぜ参加するのか。自分達でイベントを組む知恵も甲斐性もないからだ。
なにより、誰かに見てもらわないと寂しいからだ。
自分達だけで山の中で盛り上がっても面白くもなんともないのは、彼ら自身が知っている。
ああやって群れている連中は、たいてい公立中学校時代の同級生だ。
高校では散り散りになり、中退し、そもそも高校に行かない奴もいるし、仕事もバイトを転々とする
程度で、要するに、中学校卒業後はぱっとしない人生を送っている。
大学や就職で遠方に出て行くわけでもないので、いつも地元にうろうろしている。
だから彼らにとって、実は中学生時代が人生で最後の楽しいよりどころなのだ。
沖縄で中学校ごとの成人式にしたら、とりあえず式は落ち着いたのも、それをよく表している。
ああいう連中がポロポロ子供を作って、そしてその子が大きくなって中学校に上がって来る。
親が親だから子も子だ。そして親になった元ヤンキーが懇談会で言う。
「先生、中学校のころが一番面白かったぜ」
あのなあ、お前らの相手してくれるのは、中学校の先公くらいなんだよ。
世の中に出たら、そんないい加減なガキのわがままは通用しねーんだよ。
偉い人たちは、教育改革をいろいろいじくり回しているが、結局、ああいう連中は公立中学が
面倒みなければならないのだ。何でも良いが、それを頭に入れた改革をやって欲しいものだ。
ゆとり教育は、あいつらのご機嫌取りするにはちょうど良かったんだけどね。
学校の前を、単車で2ケツしながらブイブイ爆音を響かせて挨拶していく卒業生を見るたびに、
こいつら他に行く所はないのかと思う。実際ないから来てるのだけれど。哀れな人生だ全く。▼座布団1枚!と思ったらクリックよろしく
