公立中学校教師の辛口教育コラム。一般の方に分かりやすく心がけてます。真面目なだけのセンセは服用に際して十分ご注意下さい(笑)
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教育再生会議が次々と大きなネタを投下してくれるので、シリーズでこれを扱うことにした。
すべてを無差別にコキおろすつもりはない。教師として真面目に考えなくちゃならん問題も多い。
現場からの解説を交えて、いつものように前向きに斬っていくことにする。

ということで、今日のネタはこれ。

教育再生会議 第2分科会子どもの「心の成長」のために(議論のたたき台) (11月29日)

これは確定事項ではなく、途中経過の報告と言うか審議内容のメモみたいなものだ。
メンバーの出したアイデアがこなれてまとまっていく過程を表すものだから、当然未完成。
だが、おおまかな方向性は示しているし、何よりメンバーの思考パターンが感じられて面白い。

とりあえずネタ性の大きい香ばしいのからいってみようか。

5 「家族の日」創設について国民運動を展開する
両親・子ども・親族をはじめ自分の周りにいる多くの人に感謝の気持ちを表す「家族の日」を創設し、


うん、いいなこれ。趣旨は賛成だ。やっぱり家族は大切だぜ。

「家族の日」は次のようなことをする日としてはどうか。
(具体例)
・家族そろって夕食を食べる。
・両親・祖父母や兄弟・親族等から、自分の家族のことについての昔話を聞く。
・子どもに両親が読み聞かせをしたり、子守唄を歌ってあげる。
・両親から、自分をこれまで育ててくれた間のエピソードを聞く。


大きなお世話なんですけど

この国はいったいどうなってしまったんだろう?
昔話をしろとか子守唄を歌えとか、国レベルで真剣に話し合うことなのか?

政府広報のテレビCMで、家族の笑顔があふれるあたたかい食卓シーンを流すのだろうか?
カメラがゆっくり引いていくと、団地またはマンションの全戸に灯った明かりと団欒団欒団欒。

ナレーション「・・・家族の日。今日はみんな揃って夕食を食べませんか」

スーパーのおかず売場では、和洋折衷の「家族の日セットお買い得パック」が各種山積み。

節分の海苔巻きじゃないんだから

道徳の教材に家族の大切さを盛り込むとか、総合的な学習の時間にお年寄りの話を聞くとか、
朝の始業前に子供たちの前で保護者が読み聞かせをするとか、教育現場の話じゃなさそうだ。
家族の中に踏み込んでくる話のような気がするのだが、皆様はどうよ?

家族は大切だし、年上や目上を敬う気持ちももちろん大切。
身近な友達から初めて、他者に対する思いやりと結びつきの大切さを学ぶのももちろん必要。
しかし、それを学校以外のところに浸透させるには、こういったキャンペーンが必要なのか。

学校教育はいろいろ問題があって大変だが、とりあえず国がまとめてコントロールできる。
しかし既に出来上がってしまったオトナにものを教えるのはなかなか大変だな、こりゃ。

え? 分かってるって。たたき台だよな、これ。…しかし、にしてもなあ。

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たしかに、家族は大切だと思いますけど…家族の日までは、許容範囲だけど…大きなお世話ですよね。
もしかしたら、景気対策の内需拡大が本当の狙いとか?
本当は、365日全部家族の日のはずだよねぇ…。
【2006/12/03 Sun】 URL // いわさき #- [ 編集 ]
内需拡大。なるほど~。家で家族そろって食べてたら限界があるので、

・家族そろって回転寿司に行こう

でもいいですね。まず金曜の夜は家族で夕食。それから週末は、

・家族そろってレジャーに出かけよう

で、テーマパークでも動物園でも観光地でも出かけると。料金には家族割引を設定する。電車も家族割引。3世代同伴なら割引率アップ! 2家族同伴でもさらにお得な割引きが。映画館や劇場にも升席ならぬ家族席。いたるところで家族割引。
職場では、家族と過ごすための特別休暇でバックアップ。学校でも家族欠としてふつうの欠席扱いはしない。

とまあ、これぐらいやったら内需拡大できるかな?

家族そろって幸せに過ごせる環境を整備してくれるならいいけど、生活の中身を指示されるのは、お門違いというか気味悪さすら感じます。
【2006/12/04 Mon】 URL // シーサー #gJtHMeAM [ 編集 ]
始業前の読み聞かせ、娘の小学校でもあります。うち共働きなんですけどね。
行かないとクラスの母親に「子供が可哀相」とか言われる始末。じゃあお前
じゃなくて出勤前の旦那を寄こせ。まったくもって土足で踏み込んでくる感じ
ですね。
それにしても「家族の日」は勘弁して欲しいなぁ。叩き台と言っても、「放課
後こどもプラン」みたいのもあるから。油断できんしなぁ。
【2006/12/06 Wed】 URL // 苦土石灰 #u0z27Tmk [ 編集 ]
その読み聞かせも、一部善意のボランティアの提案として、志高く着想されたはずなんですね。それが「全員でやりましょう」と強制力を持って義務化したとたん、初志は崩れ去り、形骸化した足枷となってしまうんです。

強制したらボランティアでもなんでもない。「私がやってるんだからあなたがやらないのは不公平だ」と、自らの善意を貶める屈折した論理。奉仕という名の強制労働。
そしてすべての反論は「子供がかわいそうだから」という転嫁された正義の元、軽く一蹴される。PTA活動に見られる典型的なパターンですね(笑)

本物のボランティアは、無理矢理動員かけたりなんかしません。誰もやらなくても俺はやる、という寡黙な後姿に、人はついていくもんです。

などと言いながら、結局は「我が子のためだ、我が子の」とつぶやきながら自分を納得させているのが腹立たしい。「PTAの役員会に乗り込んで一発かましてくる」と鼻息荒くすると、お願いだからやめてくれとすがる女房。なんだかなあ。
【2006/12/06 Wed】 URL // シーサー #gJtHMeAM [ 編集 ]

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